2023年 開催報告
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2023年10月29日(日)
- 13時30分~16時00分
- ハービスPLAZA
- 5階貸会議室 8・9・10号室
- 竹上 光明 氏
- 竹上木材株式会社代表取締役
- 武田 昌也 氏
- 森林組合こうや
※大阪府から移住
- 塚口 雅紀 氏
- 和歌山県農林大学校 研修生
※大阪府から移住
開会挨拶・オリエンテーション「事業説明・自己紹介(支援機関・参加者)」
和歌山県 森林・林業局 林業振興課 林業担い手班の小谷さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明し、ゲストスピーカー3名と県庁林業振興課中谷さん、林業大学校濱田さん、労働力確保育成センター湯川さん、移住定住支援センター橋本さんを紹介しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の中谷さんが、わかやまの林業や森林について説明しました。林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であることや、現場での作業方法等を、豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、事業体での現場体験など和歌山県独自の研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを説明しました。就職までの一連の流れもわかりやすく説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
移住定住支援センターの橋本さんが、和歌山県内の暮らしに関する情報を、各種統計データを交えて説明しました。また県内自治体の移住相談先や、住宅確保の方法のひとつ、空き家バンクについて説明しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、有限会社竹上木材の竹上さん、森林組合こうやの武田さん、和歌山県農林大学校研修生の塚口さんが、日頃の仕事の内容や職場の様子、林業全体の作業の中で自社が関わっている業務領域、研修の様子など、写真を交えて自己紹介しました。その後、司会からの質問や参加者から寄せられた質問に答えました。
話題が木を切る楽しさになったタイミングで、会場に展示している50CCのチェンソーに実際に触れながら、重さや感触を確かめたり、操作方法の説明を受けました。
トークセッションの最後に塚口さんは、「半年林業に携わる勉強をしている段階ではあるが、相手は自然だが気付かされることが多い。魅力的な仕事なので、ぜひ皆さんと一緒に働いていきたい」とエールをいただきました。
武田さんからは、「体を動かして健康になれるのが林業をやっていていいところ。自然の中で動物の声や虫の声を聞きながら働けるのがいい。木を切るのが楽しくなると思う。移住などいろいろ調べていると思うが、和歌山はどこにいってもアットホームだと思う」と新天地への移住の不安に配慮したコメントをいただきました。
竹上さんからは「チェンソーの目立て次第で楽さが違ったり、一緒に山に入った職場の同僚より上手に木を切れたりすると嬉しい。自然の中に身を置くとご飯も美味しく、都会で生活とは違ってストレスも少ない。体験プログラムもあったので参加してもらい、興味あれば資格取るのに参加したりしてちょっとずつ始めて体験してもらったらいいと思う」と林業の魅力を伝えつつ、あせらずそれぞれ自分のペースで林業に触れて親しんでもらうことをアドバイスされました。
- 主な質問
- 林業就業のきっかけ
- 仕事において苦労したこと
- 職場にスギ花粉症の人はいるか
- 未経験者が林業機械を乗りこなせるようになるまでどれくらいかかるか
- 県内で皆伐と間伐とどれくらいの割合か
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課林業担い手班の小谷さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。