2023年 開催報告
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2023年8月27日(日)
- 13時30分~16時00分
- ハービスPLAZA
- 5階貸会議室 8・9・10号室
- 川崎 翔太 氏
- 森林組合こうや
※県内Uターン
- 柴田 幸博 氏
- 竹上木材株式会社
※奈良県から移住
- 西村 佳朗 氏
- 和歌山県農林大学校 研修生
※奈良県から移住
開会挨拶・オリエンテーション
和歌山県 森林・林業局 林業振興課 林業担い手班の小谷さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
また、ゲストと和歌山県森林・林業局、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センター、わかやま移住定住支援センターの各支援機関の参加者を紹介しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の中谷さんが、わかやまの林業の仕事の流れを説明しました。林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であることや、林業に必要な資格、また就業までの流れや今後のイベントなどについて、現場の豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、事業体での現場体験など和歌山県独自の研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを説明しました。就職までの一連の流れもわかりやすく説明しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の一ノ瀬さんが、農林大学校で学べる内容を紹介しました。林業に必要な知識と技術を体系的に学べることを紹介するとともに、15個の資格が取得できることを説明しました。またスマート林業に取り組んでいることや、安全な作業を目指す実習や反復練習について農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
わかやま移住定住支援センターの那須さんが和歌山県のロケーションや生活などについて説明し、和歌山暮らしの豊かさ・魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住の進め方とともに、移住支援については現地案内、空き屋バンクなど、手厚い支援があることを紹介しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、森林組合こうやの川崎さん、竹上木材株式会社の柴田さん、和歌山県農林大学校研修生の西村さんが、林業に興味を持った経緯や、今の仕事・学校生活、日常の暮らしについて、写真をまじえて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの川崎さん、柴田さん、西村さんや、支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に西村さんは「1年間林大に通うことで安全面を丁寧に習うことができる。また様々な場所に見学に行き、先生方の貴重な話も聞け、林大に通うことで得るものは大きい」と語られました。また柴田さんは「移住において自分にとって外せないものは何か、一方で不要なものは何か、取捨選択すれば田舎でも楽しめる。転職はきつさもあるが、やりがいがある。家族と良く相談をして時間をかけて決めて欲しい」とお話されました。川崎さんは「ガイダンスなどで情報を沢山得て欲しい。本当にやりたいなら技術は自ずと覚える。森林組合によっても特色があり自分に合う合わないがあるので是非見学して欲しい。自分は楽しいところに入れた」と参加者にメッセージを送りました。
- 主な質問(※関連情報もご覧ください)
- 和歌山県の林業の魅力(他県との違い)
- 和歌山県産材の流通経路
- 森林組合と民間林業会社の違い
- 自伐型林業と個人事業主について
- 林業に必須の技術
- 年齢と林業の関係
- 現場で働く女性の様子
- 自治体の具体的な支援
- 道具の所有
- アルバイトの有無
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課林業担い手班の小谷さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。