2022年 開催報告
- 和歌山会場
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2022年11月13日(日)
- 13時30分~16時30分
- 和歌山県農林大学校 林業研修部
- 和歌山県西牟婁郡上富田町生馬1504-1
- 眞砂 佳明 氏
- 龍神村森林組合 森林組合長
※大阪府からUターン
- 千井 芳孝 氏
- 北海道大学和歌山研究林 森林技能職員
和歌山県農林大学校 林業研修部 講師
※大阪府から移住
- 繁野 秀樹 氏
- 株式会社中川/和歌山県農林大学校 卒業生
※千葉県から移住
ゲストのほか、わかやま林業労働力確保支援センター、和歌山県農林大学校、わかやま移住定住支援センター、主催者である和歌山県庁が参加して開催しました。
開会挨拶
和歌山県森林・林業局 林業振興課 林業担い手班の大澤さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の林業の特徴」
林業の仕事や和歌山林業の特徴について、和歌山県林業振興課の小谷さんが講義しました。森林の種類、和歌山県の森林(資源)や木材生産の特徴、森林利用の歴史、伐倒・伐採・集材といった林業の仕事の流れ、和歌山県の最先端林業機械などを、図や写真を豊富に示しながら分かりやすく解説しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、事業体での現場体験など和歌山県独自の研修制度が用意されていることを紹介し、手厚いサポート体制が整っていることを説明しました。また、就職までの一連の支援の流れもわかりやすく解説しました。
座学「農林大学校林業研修部の紹介」
和歌山県農林大学校の一ノ瀬さんが、同校の設置目的や学習内容、取得できる資格、入校する方法について説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
わかやま移住定住支援センターの岸本さんが、和歌山県の地域や気候などについて、説明し、和歌山暮らしの豊かさ・魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住においては、地域を知ることが大切であることを説明し、移住に向けての詳しい相談ができる「ワンストップパーソン」や、交通費補助のある現地案内、空き屋バンクなど、手厚い支援があることを紹介しました。
チェンソー体験
ゲストの千井さん、繁野さんを中心に、講師やゲストの指導・監督のもと、参加者のチェンソー体験を行いました。チェンソーの使用方法や防具の装着方法の解説のあと、立木を再現した丸太を使って実際にチェンソー体験を行いました。
林業従事者トークセッション
はじめに、龍神村森林組合の眞砂さんと北海道大学和歌山研究林・森林技能職員の千井さん、株式会社中川の繁野さんが、仕事風景などの写真を示しながら自己紹介しました。
参加者の自己紹介の後、司会進行のもとゲストは林業に就いたきっかけや、仕事の魅力や辛いことについて話をしました。
参加者からは「構成員の年齢」や「世代間ギャップの有無」、「虫刺されの対処法」など多くの質問が寄せられ、ゲストの眞砂さん、千井さん、繁野さんや支援機関が一つ一つ丁寧に答えました。また農林大学校での良かったこととして、繁野さんは「危険予知ができるようになったこと」を挙げられました。千井さんは林大生に教えていることとして「伐倒技術は講習会で教えを乞うて自分の技術にしていった。それを林大生に教えている。安全が一番の根底にないと、この仕事は長く続けられない。」と述べられました。また眞砂さんは「林業は、働く人もいるが、そもそも山主あっての話。そうした体系的な話をしている。」とお話されました。
閉会挨拶
和歌山県林業振興課の大澤さんが閉会の挨拶をしました。
展示の様子
会の実施中、和歌山県での林業従事者を紹介するパネルや、林業現場で使用する重機などを展示しました。
個別相談
会の終了後、希望者に限ってゲストや各機関の担当者に相談・質問する時間を設けました。