2023年 開催報告
- 名古屋会場 第1回
- 名古屋会場 第2回
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2023年10月14日(土)
- 17時30分~20時00分
- AP名古屋
- 6階 O(オー)ルーム
- 近藤 真功 氏
- 清水森林組合
※大阪府から移住
- 繁野 秀樹 氏
- 株式会社中川
農林大学校 卒業生
※千葉県から移住
- 西村 佳朗 氏
- 和歌山県農林大学校 研修生
※奈良県から移住
開会挨拶・オリエンテーション 「事業説明・自己紹介(支援機関・参加者)」
和歌山県 森林・林業局 林業振興課 林業担い手班の大澤さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
また、ゲストと和歌山県森林・林業局、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センターの各支援機関の参加者を紹介しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の福永さんが、わかやまの林業や森林について説明しました。林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であることや、現場での作業方法等を、豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の一ノ瀬さんが、農林大学校で学べる内容を紹介しました。林業に必要な知識と技術を体系的に学べることを紹介するとともに、15個の資格が取得できることを説明しました。またスマート林業に取り組んでいることや、安全な作業を目指す実習や反復練習について農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、事業体での現場体験など和歌山県独自の研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを説明しました。就職までの一連の流れもわかりやすく説明しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、清水森林組合の近藤さん、株式会社中川の繁野さん、和歌山県農林大学校研修生の西村さんが、林業に興味を持った経緯や、今の仕事・学校生活、日常の暮らしについて、写真をまじえて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの近藤さん、繁野さん、西村さんや、支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に西村さんは「農林大学校の10人の同期は年代がばらばらだが、とても仲が良く切磋琢磨しながら勉強している。都会とは違う人脈が得られている。林大で学んでいると手に職を得られる実感がある。是非、和歌山に。」と語られました。また繁野さんは「移住する場合は幸福度の重点をどこに設定するかが大切になる。自分の場合は和歌山を楽しむ生活にも重点を置く中で、それに合った仕事が林業だった。林業は危険な仕事だが頑張った結果が見え、達成感もある。まずは支援講習を受講し、現場を見て体験、実感して欲しい。林業は奥深くて魅力ある仕事です。」とお話されました。近藤さんは「林業は自分のやったことが100年後につながるやりがいのある仕事。また日本の山には木を伐る以外にも、きのこや薪や炭など、生活の楽しみにつながる可能性が無限にある。自分が移住した約20年前は移住そのものがめずらしく生活も必死だったが、今では道路状況も良くなりインターネットもつながる。田舎と都会の壁もなくなってきているので安心して欲しい。」と参加者にメッセージを送りました。
- 主な質問
- 和歌山県農林大学校(応募状況・資格の取得・補助金・住む場所・就職先)
- 林業の雇用形態や兼業について
- 季節的な繁忙期
- 年齢と林業の関係
- 林業のやりがい
- 技術力の向上に必要なこと
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課林業担い手班の大澤さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。