Foresters Story
兵庫県からIターン
久保田 遊己
西牟婁森林組合(田辺市鮎川)

ベテランの班長や先輩たちのスピードに追い付くことが目標

 2022年に34歳で林大に入学しました。授業は木を伐ることを学ぶだけでなく、コミュニケーションや自己啓発的なカリキュラムもあり、同期で話し合う機会があったので、仲間たちとは良いつながりが生まれました。チェンソーを扱う授業などは、講師の方が事細かに教えてくれて、集中して学ぶことができましたね。講師の1人が西牟婁森林組合の方で、アルバイトに誘われたのが縁で、卒業後はその方が率いる班に合流するかたちで就職も決まりました。

 今は木を育てる造林班のメンバーとして働いています。夏は下草を刈り払い機で刈り込み、若い苗木に日光が当たるようにします。秋は間伐をして生育環境を整頓。冬になると木が伐採された皆伐の現場に入って地拵えをして苗木を植栽する、というサイクルで作業をしています。

 今日の現場は、前年の冬に植栽したヒノキの森です。丁寧に地拵えをしたこの場所も、約半年で鋭いトゲのイバラが繁茂してしまったので、今日はそれを刈り込みます。敷地の周囲には害獣除けのワイヤー入りネットを張っているのですが、イノシシがワイヤーの下に穴を掘って侵入することもあるんです。

 下刈りもネットの補修も地味な作業ですが、木の生長のためにはとても大切な仕事ですね。林業2年目の僕は、こうした下刈りも丁寧に丁寧に取り組んでいます。でもそれゆえに、班長や先輩たちとは作業スピードがまるで違ってしまいます。ベテラン勢は歩くことひとつとってもすごく速いので、ついていくのに毎日必死です。

 今は先輩たちのスピードや技術に追いつきたいと思い、絶賛もがき中です(笑)。また、給料は日当制です。雨の日は作業が休みになるので収入面では厳しいところもありますが、そこは頑張りつつ、家族と過ごす時間も大切にしていきたいと思っています。

 

わたしからのMessage

和歌山県は道路の便が良いので、関西圏から移住したい人にはもってこいの場所です!林業に携わる人が増えれば、業界も地元の山も元気になるので、ぜひ和歌山で一緒に汗を流しましょう。

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