2024年 開催報告
このセミナーの概要については特設ページ「わかやまで森とつながるスローライフ」をご覧ください
- 2025年1月25日(土)
- 14時30分~17時00分
- モンベル御徒町店4階サロンスペース
- 近藤 真功 氏
- 清水森林組合
※大阪府から移住
- 上市 源太 氏
- 株式会社上市屋銘木店
- 辻󠄀𦚰 奈津実 氏
- 農林大学校研修生
※大阪府から移住
開会挨拶・オリエンテーション 「事業説明」
事務局からゲスト、和歌山県森林林業局 林業振興課、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センターの参加者を紹介したのち、和歌山県森林林業局 林業振興課 河野さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の片畑さんが、和歌山県の森林の現状や林業の仕事について説明しました。和歌山県は森林面積が大きく森林資源が豊富に蓄積されていること、林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であること、また、林業に必要な資格や就業までの流れなどについて、現場の豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「林業アイテム紹介と林業の仕事」
和歌山県農林大学校林業研修部の濱田さんと、わかやま林業労働力確保支援センターの犬飼さんが、株式会社モンベルの商品や県所有の道具を使用しながら、林業アイテムの特徴や使い方の説明、道具に触れてもらうことを通じて、林業現場や安全対策などについて紹介しました。
座学「きのくにフォレスターの仕事と暮らし」
ゲストスピーカーの、近藤さん(清水森林組合)、辻𦚰さん(農林大学校研修生)、上市さん(上市屋銘木店)が、写真を交えながら、林業の職場の雰囲気、現在の仕事内容、林大での研修の様子、和歌山県での暮らし等について紹介しました。
全体トークセッション
全体トークセッションでは、ゲストスピーカーの皆さんから、森林組合と林業会社の違い、1日の仕事の流れ、趣味の登山と林業の似ている点・違う点、林業の魅力などについてリアルなお話がありました。また、会場からの質問にも詳しく答えました。
トークセッションの最後に、上市さんから「林業は楽しいだけでなくしんどい部分もあるが、やりがいのある仕事」とのメッセージがありました。また、辻𦚰さんは「和歌山の山の風景が好き。山の風景や時間を楽しんでほしい」と、林業の魅力を話しました。近藤さんからは、「和歌山県は移住先として華やかではないが高野山や熊野大社など渋い魅力がある。道路事情や通信環境がよくなってきたので、都市部との距離感も縮まっている」とのお話がありました。
- 主な質問
- 週5日毎日屋外で働く生活はどんな感じか。慣れれば平気か。
- 移住後の家族の様子や、地域とのかかわりについて
- 農林大学校の研修生仲間の様子や、暮らしについて
- 木材の販売先について
- 今後の林業の展望について
閉会挨拶
和歌山県林業振興課長の原さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と熱心に話をしました。