2024年 開催報告
- 東京会場 第3回
- 東京会場 第2回
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2024年12月8日(日)
- 12時00分~14時30分
- NPO法人ふるさと回帰支援センター内
セミナールームD
- 竹上 光明 氏
- 竹上木材株式会社
- 大川 朋子 氏
- 高野山寺領森林組合
※神奈川県から移住
- 髙垣 駿平 氏
- 農林大学校研修生
※東京都から移住
開会挨拶・オリエンテーション 「事業説明」
事務局からゲスト、和歌山県森林林業局 林業振興課、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センター、わかやま移住定住支援センターの各支援機関の参加者を紹介したのち、和歌山県 森林林業局 林業振興課 片畑さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の片畑さんが、わかやまの森林の現状や林業の仕事について説明しました。和歌山県は森林面積が大きく森林資源が豊富に蓄積されていること、林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であること、また、林業に必要な資格や就業までの流れ、今後のイベントなどについて、現場の豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、林業事業体訪問など和歌山県独自の体験や研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを紹介しました。また、今後の就業相談会等の機会についても案内しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の倉岡さんが、農林大学校では林業に必要な知識・技術を9つの科目で体系的に学べることや、14の資格が取得できることを紹介しました。また、スマート林業に向け最先端の技術を取り入れていること、安全な作業を目指す実習や反復練習に力を入れていることを、農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。また研修時に使える給付金制度や選考試験についても説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
わかやま移住定住支援センター東京窓口の岩本さんが、わかやま移住定住支援センターの移住支援、和歌山暮らしの魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住の進め方や手厚い支援内容を案内しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、竹上木材株式会社の竹上さん、高野山寺領森林組合の大川さん、農林大学校研修生の髙垣さんが、林業就業の経緯や職場の雰囲気、現在の仕事内容、林大での研修の様子、和歌山県での暮らし等について、写真を交えて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの竹上さん、大川さん、髙垣さんや支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に、竹上さんから「林業に就職する前に、かならず現場で体験してほしい。様々な事業体が体験を受け入れているので、体験したうえで就業を検討してほしい」とのアドバイスがありました。また、大川さんは「林業では、雨が降ったら仕事を休む、日が沈んだら作業を終える、といった人間らしい働き方が楽しい」と、林業の魅力を話しました。髙垣さんからは、「自身も移住・定住の相談をしてから、実際に和歌山に行って移住を決めた。皆さんもこのセミナーを機に、和歌山に足を運んだり、林業の体験をして決めてほしい」とメッセージがありました。
- 主な質問
- 農林大学校に通うメリット、デメリット
- 林業全体の展望と課題
- 林業に関心を持ったきっかけ
- 林業作業の良いところと、大変な点
- 林業就業後の収入と生活費について
閉会挨拶
和歌山県林業振興副課長の谷口さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と熱心に話をしました。