2024年 開催報告
- 大阪会場 第1回
- 大阪会場 第2回
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2024年11月10日(日)
- 13時30分~16時00分
- 大阪マーチャンダイズ・マート(OMMビル)
- 2階 E2ホール
- 近藤 真功 氏
- 清水森林組合
※大阪府から移住
- 繁野 秀樹 氏
- 株式会社中川
※千葉県から移住
- 近川 健太 氏
- 農林大学校 研修生
※鹿児島県から移住
開会挨拶・オリエンテーション 「事業説明」
事務局からゲスト、和歌山県森林林業局 林業振興課、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センター、わかやま移住定住支援センターの各支援機関の参加者を紹介したのち、和歌山県 森林林業局 林業振興課 河野さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の片畑さんが、わかやまの森林の現状や林業の仕事について説明しました。林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であること、林業はSDGsと関わりが深いこと、また、林業に必要な資格や就業までの流れ、今後のイベントなどについて、現場の豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、林業事業体訪問など和歌山県独自の体験や研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを紹介しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の小西さんが、農林大学校では林業に必要な知識と技術を体系的に学べることを紹介しました。14個の資格が取得できること、スマート林業に向け最先端の技術を取り入れていること、安全な作業を目指す実習や反復練習ができることについて農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。また研修時に使える給付金制度や選考試験についても説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
わかやま移住定住支援センターの移住支援、和歌山暮らしの魅力を、和歌山県林業振興課の河野さんが紹介しました。また、和歌山県への移住の進め方や手厚い支援内容を案内しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、清水森林組合の近藤さん、株式会社中川の繁野さん、農林大学校研修生の近川さんが、林業就業の経緯や今の仕事内容、暮らしについて、写真をまじえて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの近藤さん、繁野さん、近川さんや支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に、近藤さんから「林業という仕事はなくならない。道路状況、ネット環境も整備され、田舎での生活も便利になっている。ぜひ林業就業を検討してほしい。」、近川さんから「大変でも林業をやりたいのは、これからの仕事が将来の世代に引き継がれていくことがモチベーションになっている。そういう核があるのであれば、林業は楽しめると思う。」と参加者へのメッセージがありました。また繁野さんは「壮大な山のなかで作業ができることや自分の作業の成果が目に見えてわかることがやりがいや楽しさに繋がっている。色々と体験してもらったうえで、林業に携わって欲しい。」とお話しされました。
- 主な質問
- 農林大学校に通うメリット、デメリット
- 農林大学校に入学するのに必要な資金
- 林業就業の際の年齢について
- 林業事業体の経営形態
- 副業としての林業就業の可能性
- 収入について(資格有無による収入の差、悪天候が続いた場合の収入への影響など)
- 特殊なスケジュールで働く現場と、会社とのコミュニケーションの取り方
- 林業に携わるうえで一番大切にしていること
- 和歌山での暮らしの魅力
- 古民家での暮らしや寒さ対策
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課長の原さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。