2024年 開催報告
- 大阪会場 第1回
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2024年8月25日(日)
- 13時30分~16時00分
- 大阪マーチャンダイズ・マート(OMMビル)
- 2階 Eホール
- 友武 慎 氏
- 森林組合こうや
※大阪府から移住
- 髙山 唯 氏
- 株式会社中川
※大阪府から移住
- 庄司 祐士 氏
- 大辺路森林組合
※千葉県から移住
開会挨拶・オリエンテーション 「事業説明」
事務局からゲスト、和歌山県森林林業局 林業振興課、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センター、わかやま移住定住支援センターの各支援機関の参加者を紹介したのち、和歌山県 森林林業局 林業振興課 片畑さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の片畑さんが、わかやまの森林の現状や林業の仕事について説明しました。林業は「植える」「育てる」「収穫」の循環型産業であること、林業はSDGsと関わりが深いこと、また、林業に必要な資格や就業までの流れ、今後のイベントなどについて、現場の豊富な写真や図を利用して説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの湯川さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、林業事業体訪問など和歌山県独自の体験や研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを紹介しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の小西さんが、農林大学校では林業に必要な知識と技術を体系的に学べることを紹介しました。14個の資格が取得できること、スマート林業に向け最先端の技術を取り入れていること、安全な作業を目指す実習や反復練習ができることについて農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。また研修時に使える給付金制度や選考試験についても説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
わかやま移住定住支援センターの那須さんが和歌山暮らしの魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住の進め方や手厚い移住支援があることを紹介しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、森林組合こうやの友武さん、株式会社中川の髙山さん、大辺路森林組合の庄司さんが、林業就業の経緯や今の仕事内容、暮らしについて、写真をまじえて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの友武さん、髙山さん、庄司さんや支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に友武さんは「林業は危険で道具も凶器になるが、一からコツコツ学べば楽しい。少しでもやってみたいと思うなら、林業就業について考えてみてください。」と語られました。また髙山さんは「給料や働き方は事業体によって違う。スマホの世界だけでなく是非現場に行って自分の目で見て欲しい。足を運んでください。」とお話されました。庄司さんは「林業はしんどい、つらい。だがそれがあるから楽しい。実際の現場を見て知って欲しい。」と参加者にメッセージを送りました。
- 主な質問
- 林業就業のきかっけ
- 就業先の選択理由
- 事業体と林業会社の違い
- 一日の流れ(仕事と生活)
- 天候(雨や季節)と仕事の関係
- 住宅費・生活費
- 車や免許の必要性
- 給与
- 移住・家探し
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課長の原さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。