2020年 開催報告
- 大阪会場 第1回
- 大阪会場 第2回
- 2020年10月17日(土)
- 13時30分~16時00分
- ハービスPLAZA6階貸会議室
- 大阪市北区梅田2
- 千井 芳孝 氏
- 北海道大学和歌山研究林 森林技能職員
- 西山 力平 氏
- 紀中森林組合
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加者に検温やアルコール消毒、マスク着用をお願いする、座席間の距離を確保するなどの対策を行った。
開会挨拶
和歌山県林業振興課林業担い手班の佐野豊班長が開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
オリエンテーション
和歌山県庁と、わかやま林業労働力確保支援センター職員による自己紹介に続き、参加者は和歌山県の林業移住プロモーション動画を視聴し、林業の概要や和歌山県林業の特徴を学びました。
講義「林業の基礎知識」
林業の基礎知識や和歌山林業の特徴について、和歌山県林業振興課林業担い手班の大澤一岳主任が講義しました。森林の種類、森林の公益的な機能、日本と和歌山県の森林資源、森林利用の歴史、林業の仕事の流れ、森林利用の今後の展望などを、図や写真を豊富に示しながら分かりやすく解説しました。
林業従事者トークセッション
はじめに、北海道大学和歌山研究林・森林技能職員の千井芳孝氏、紀中森林組合の西山力平氏が仕事風景などの写真を示しながら自己紹介しました。
その後、司会進行のもと、林業に興味を持ったきっかけや就業を決意するまでの内心の動き、仕事の魅力や苦労、一日の仕事の流れについて説明しました。
千井さんは「林業は自分のやった仕事が全部形として残る。山主さんにも喜んでもらえる」と魅力を語りました。西山さんは「林業の魅力はお弁当がおいしいこと。自然の中で五感を澄ませながらご飯を食べ、昼寝をするのが楽しい」と述べました。
一方、両氏は苦労している点として労働災害の危険性を挙げ、安全に十分に注意しながら作業に当たることの重要性を説きました。
また、参加者からの質問を交え、樹種別の造林計画や女性活躍の現状などについても語り合いました。
ゲストの両氏は最後に参加者に向けて挨拶し、西山さんは「これから40年ずっと林業に携わりたい」と決意を述べ、千井さんは「なぜ田舎暮らしなのか、なぜ林業なのか、明確な目的を持ち、頭の中でありありとイメージしてほしい」と呼びかけました。
閉会挨拶
和歌山県林業担い手班の佐野班長が閉会の挨拶をしました。
(その他)会場設営
会場後方に先輩林業就業者の働きぶりを紹介するパネルや、林業の道具などを展示しました。