和歌山県 森林・林業局 林業振興課 林業担い手班の大澤さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。

和歌山県林業振興課の大澤さんがセミナーの概要を説明し、ゲストと和歌山県森林・林業局、わかやま移住定住支援センター、和歌山県農林大学校林業研修部、わかやま林業労働力確保支援センターの各支援機関の参加者を紹介しました。

和歌山県林業振興課の小谷さんが、和歌山県の地域性や、和歌山県林業の歴史、近年導入された機器を利用した林業の作業プロセスなどを写真とともに説明しました。また、学びの場である和歌山農林大学校や、県内林業の就職や就職後のスキルアップ支援を行うわかやま林業労働力確保支援センターなど、和歌山県の充実した林業支援体制を紹介しました。

和歌山県農林大学校林業研修部の一ノ瀬さんが、1年コースの「林業経営コース」と、現場技能者を対象とした「スキルアップコース」を紹介しました。「林業経営コース」では充実した座学や実習を受けることで9つの大科目を体系的・段階的に学び、就業後必要となる15種類の資格を1年間で取得可能であることを説明しました。また「スキルアップコース」では林業技能作業士育成研修などで更なる技術力の向上がはかれることを紹介しました。

わかやま移住定住支援センターの移住・定住相談員の宇治さんが、和歌山県の地域や気候などについて説明し、和歌山暮らしの豊かさ・魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住においては、地域を知ることが大切であることを説明し、移住に向けた詳しい相談ができる「ワンストップパーソン」や、交通費補助のある現地案内、空き屋バンクなど、手厚い支援があることを紹介しました。

はじめに、北海道大学和歌山研究林森林技能職員の千井さんと、和歌山農林大学校を卒業し現在、株式会社中川で働く中畑さんが、林業に就くまでの経緯や今の仕事・生活の風景について写真をまじえて自己紹介しました。その後、司会進行のもと、林業の魅力・楽しみや苦労・大変なこと等のお話を聞きました。また、「仕事の一日の流れ」や「休暇の取得」、「ケガをした時の状況」など参加者から質問が寄せられ、ゲストの千井さん・中畑さんや支援機関が丁寧に答えました。

中畑さんは「色々なセミナーなどに足を運んで自分にあった就業先を見つけるまで情報収集をして欲しい」と就業へ向けてのアドバイスを話されました。千井さんは、「林業を続けるにあたり、なぜ林業がよいのかを考えて欲しい。そして林業の世界に飛び込んで楽しさを感じて欲しい」と語りました。

和歌山県林業振興課林業担い手班の大澤さんが閉会の挨拶をしました。

会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。