2024年 開催報告
- 名古屋会場
和歌山県の林業の魅力・特徴を理解し、県内での林業就業に向けたステップを知る
- 2024年10月5日(土)
- 13時30分~16時00分
- AP名古屋
- Oルーム(オンライン併用)
- 千井 芳孝 氏
- 南紀森林組合
※大阪府から移住
- 西村 佳朗 氏
- マルカ林業株式会社
※奈良県から移住
- 武田 真一 氏
- 和歌山県農林大学校 研修生
開会挨拶・オリエンテーション「事業説明」
和歌山県 森林林業局 林業振興課 片畑さんが開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
座学「和歌山県の森林と林業」
和歌山県林業振興課の片畑さんが、わかやまの森林の現状や林業の仕事について説明しました。森林の種類や、和歌山県の森林の特徴、林業の仕事、森林の機能を紹介するとともに、林業就業に向けた今後のステップなどについて、説明しました。
座学「和歌山県の林業就業支援の紹介」
わかやま林業労働力確保支援センターの玉置さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、林業事業体訪問など和歌山県独自の体験や研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを紹介しました。
座学「和歌山県農林大学校の紹介」
和歌山県農林大学校林業研修部の瀧井さんが、農林大学校では林業に必要な知識と技術を体系的に学べることを紹介しました。14個の資格が取得できること、スマート林業に向け最先端の技術を取り入れていること、安全な作業を目指す実習や反復練習ができることについて農林大学校での学生たちの実習風景の写真を交えて紹介しました。また研修時に使える給付金制度や選考試験についても説明しました。
座学「和歌山県の移住支援の紹介」
和歌山県林業振興課の福永さんが和歌山暮らしの魅力を紹介しました。また、和歌山県への移住の進め方や手厚い移住支援があることを紹介しました。
先輩林業従事者とのトークセッション
はじめに、南紀森林組合の千井さん、マルカ林業株式会の西村さん、和歌山県農林大学校研修生の武田さんが、林業就業の経緯や今の仕事内容、暮らしについて、写真をまじえて自己紹介しました。その後、寄せられた質問に、ゲストの千井さん、西村さん、武田さんや支援機関が丁寧に答えました。
トークセッションの最後に武田さんは「もっと早くに林業に出会いたかった。林業はいきなりだと危ないことも多い。農林大学校は資格も取得できてとても楽しいので、是非和歌山に来て学んでほしい。」と語られました。また西村さんは「自然の中でのんびりとした空気感を味わってほしい。林業に関わる仕事は木を伐る以外にも、夏の草刈、冬の林業教室開催、原木しいたけ栽培など色々とある。林業は楽しい。興味をもったら農林大学校を見に来てほしい。」とお話されました。千井さんは「しっかりとした自分の柱・ビジョンを持って林業に挑戦してほしい。自分は田舎暮らしがしたいという強い思いがあった。ビジョンがあれば嫌なことがあっても心は折れない。」と参加者にメッセージを送りました。
- 主な質問
- 和歌山林業の特徴
- 職業に林業を選択した理由
- 給与と生活
- 一日のスケジュール
- デスクワークの頻度
- 女性の就業状況
- 農林大学校に行くメリット(在学生・卒業生・講師それぞれの視点から)
- 林業の「スキルを探求する」おもしろさとは
- ながら林業とは(メリット・デメリット)
閉会の挨拶
和歌山県林業振興課長の谷口さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、具体的な相談やさらに質問をしたい参加者が残り、ゲストや各機関の担当者と話をしました。