ダイナミックな皆伐の現場でも 基本があるから早く成長できた

僕が携わっているのは、樹齢約100年のスギやヒノキを、森の区画ごとに全て伐り出す皆伐の現場です。ここでは高低差のある山の斜面に架ワイヤー線を張り、その架線に据えた搬器に伐採した木を括りつけて、土場まで引き上げる架線集材を行っています。入社3年目の僕はこの現場で、木を伐る伐倒とうやそれを重機で集める集材、集材した木が建材になるよう、長さ3~4mにチェンソーで伐り揃える造材などを担当しています。

急斜面に広がる皆伐の現場を初めて見た時は、危ない、と思ったのが正直なところです。でも僕は農林大学校林業研修部(以下、林大)で林業の基本的な作業を学んでから就職したので、伐倒にしても重機の操作にしても、実践的な技術が現場でスムーズに身に付き、自分ではわりと早く成長できたと思っています。技術面が向上していったら、自己満足ですけど、仕事が楽しくなりました。
明日はもう少し重機が上手く動かせるように意識しよう!とか。そんな小さな挑戦が面白いし、日々変化していく現場のなかで、昨日と違う経験を楽しむことが、この3年間、ずっと続いている気がしています。

※この記事は2024年の取材内容から作成しました

現場は残業がありませんから、仕事以外の時間を有意義に使いたい人、そして危険と隣り合わせの仕事である、ということを常に心に留めておける人には、林業はおすすめの職業だと思います。
