2021年 開催報告
- 大阪会場 第1回
- 大阪会場 第2回
和歌山県での林業就業に向けたステップを具体的に描く
- 2021年10月31日(日)
- 13時30分~16時00分
- ハービスPLAZA
- 5階貸会議室(8~10)
- 近藤 真功 氏
- 清水森林組合 業務課長
- 佐保 勇樹 氏
- 和歌山県農林大学校 林業研修部 研修生
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加者に検温やアルコール消毒、マスク着用をお願いする、座席間の距離を確保するなどの対策を行った。
ゲストのほか、和歌山県農林大学校、わかやま林業労働力確保支援センター、定住サポートセンター、そして主催者である和歌山県庁が参加して開催しました。
開会挨拶
和歌山県林業振興課の大澤主任が開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
講義「和歌山県の林業の特徴」
林業の流れや和歌山県林業の特徴について、大澤さんが講義しました。森林の種類、和歌山県の森林(資源)や木材生産の特徴、森林利用の歴史、伐倒・伐採・集材といった林業の仕事の流れ、和歌山県の最先端林業機械などを、図や写真を豊富に示しながら分かりやすく解説しました。
和歌山県の林業就業支援の紹介
わかやま林業労働力確保支援センターの秦野さんが、林業就業希望者の支援について説明しました。林業体験や資格取得、事業体での現場体験など和歌山県独自の研修制度が用意されており、手厚いサポート体制が整っていることを説明しました。就職までの一連の流れもわかりやすく説明しました。
和歌山県農林大学校の紹介
和歌山県農林大学校の中谷さんが、同校の設置目的や教育内容、取得できる資格、入講する方法について説明しました。
和歌山県の移住支援紹介
わかやま定住サポートセンターの移住・定住相談員である塩崎さんが、移住の進め方を説明しました。移住前に現地の情報を念入りに収集する重要性について伝えるとともに、「ワンストップパーソン」と呼ばれる移住専門相談員や空き家バンクなどの移住支援サービスを紹介しました。
林業従事者トークセッション
清水森林組合の近藤さんと農林大学校研修生の佐保さんをゲストに迎え、林業就業、農林大学校入学の経緯、技術の習得の仕方、林業の魅力と大変なことなどについて話をききました。
司会進行のもと、林業の魅力について、現場と事務の両方を担当する近藤さんは「現場は間伐し、風景が綺麗になったときの爽快感。事務方としては山主に提案し、喜んでもらえたときは嬉しい」、佐保さんは「実習の時のお昼休憩が楽しい」と話しました。大変なこととして近藤さんは「体力面や虫」、佐保さんは「授業で学ぶべきことが多い」と答えました。
参加者から、仕事のスケジュールや給与体系、休暇、保険、定年や引退の年齢、農林大学校の入学試験の体験についてなど数多くの質問が寄せられ、ゲストや農林大学校の中谷さん、支援センターの秦野さん、県の大澤さんらは一つ一つ丁寧に答えました。
閉会挨拶
和歌山県林業振興課の大澤さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
会の終了後、希望者に限ってゲストや各機関の担当者に相談・質問する時間を設けました。