2021年 開催報告
- 大阪会場 第1回
- 大阪会場 第2回
林業の仕事とやりがいを知り、林業就業への第一歩を踏み出す
- 2021年10月17日(日)
- 13時30分~16時00分
- ハービスPLAZA
- 5階貸会議室(8~10)
- 千井 芳孝 氏
- 北海道大学和歌山研究林 森林技能職員
和歌山県農林大学校 林業研修部 講師
- 佐藤 真希子 氏
- 株式会社中川 現場技能員
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加者に検温やアルコール消毒、マスク着用をお願いする、座席間の距離を確保するなどの対策を行った。
ゲストのほか、わかやま林業労働力確保支援センター、主催者である和歌山県庁が参加して開催しました。
開会挨拶
和歌山県林業振興課の大澤主任が開会の挨拶を述べ、本事業について説明しました。
オリエンテーション
和歌山県庁と、わかやま林業労働力確保支援センター職員による自己紹介に続き、参加者は和歌山県の林業移住プロモーション動画を視聴し、林業の概要や和歌山県林業の特徴を学びました。
講義「林業の基礎知識」
林業の基礎知識や和歌山県林業の特徴について、和歌山県林業振興課の大澤さんが講義しました。森林の種類、森林の公益的な機能、日本と和歌山県の森林資源、森林利用の歴史、林業の仕事の流れ、森林利用の今後の展望などを、図や写真を豊富に示しながら分かりやすく解説しました。
林業従事者トークセッション
北海道大学和歌山研究林・森林技能職員の千井さんと株式会社中川の佐藤さんをゲストに迎え、仕事の魅力や辛いこと、移住生活などについて話を聞きました。
司会進行のもと、林業の魅力について千井さんは「不便なこともあるが、田舎暮しができること」、佐藤さんは「朝日をみて仕事ができる。ご来光をみて仕事をはじめるということに感動した」と話しました。佐藤さんは辛いこととして「山の斜面はきつい」ものの「ノルマや速さを求められることはなく丁寧に行う仕事なのでそこまで大変ではない」と答えました。
参加者から、就業可能な年齢の上限や就業ステップ、給与体系、月々の実際の給与、安全対策など多くの質問が寄せられ、ゲストのお二人、県の大澤さん、わかやま労働力確保支援センターの湯川さんらが一つ一つ丁寧に答えました。
最後に千井さんは「なぜ林業を選択するのかということを一度よく考えて欲しい。選んだ理由というのがはっきりしていれは心が折れるということがない」、佐藤さんは「勢いや気持ちも大切だが、一呼吸おき、色々情報収集して決めるのがよい」と参加者にメッセージを送りました。
閉会挨拶
和歌山県林業振興課の大澤さんが閉会の挨拶をしました。
個別相談
希望者に限り、ゲスト、和歌山県庁、支援センターと各々の目的に応じて個別にお話する時間を設けました。